(左から)穂積絵莉と二宮真琴
画像提供:tennis365.net

テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日に女子ダブルス1回戦が行われ、第16シードの穂積絵莉/ 二宮真琴ペアがS・チャン(アメリカ)/ A・パークス(アメリカ)ペアを4-6, 7-5, 7-6 (10-5)の逆転で破り、初戦突破を果たした。また、今大会は単複合わせて日本勢の敗退が続いていたが、同ペアが今大会の日本勢の白星第1号となった。試合後には崖っぷちからの逆転勝利に「まだ勝てたことが信じられません」と話した。

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同ペアは2018年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で日本人女子ペアでは史上初となる四大大会決勝進出の快挙を成し遂げ準優勝。近年はそれぞれ別のパートナーと組んでいたが、昨年9月に今年開催されるパリオリンピックを見据え再結成。以後はペアを固定してツアーを回っている。

今大会の1回戦、2度のブレークを許し第1セットを先取された穂積と二宮は、第2セットも2度のブレークを奪われ、ゲームカウント1-5と大きくリードを許す。1ゲームでも落とせば敗退となる崖っぷちに追い込まれた穂積と二宮だったが、途中雨天による中断を挟みながらも、第7ゲームから2度のブレークを返し一気に6ゲームを連取。逆転で1セットオールに追いつく。

ファイナルセット、両ペア1度ずつブレークを奪い合い迎えた第6ゲームで、穂積/ 二宮ペアがこのゲーム3度目のブレークポイントをものにされリードを許す。それでも相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでまたもブレークバックを果たし追いつくと、最後はスーパータイブレークを制し、何度も訪れた敗戦の危機を潜り抜け逆転で初戦突破を果たした。

試合後の会見で二宮は「長い試合だったのでとても疲れました」と笑顔を見せ、穂積は「まだ勝てたことが信じられません。今日は多くの日本人のファンの方が試合を観に来てくださり、常に多くのエネルギーをくれました。皆さんの応援がなければ勝てなかったと思います」と観客に感謝した。

今年の目標はオリンピックで金メダルを獲得することと力強く話した2人は、今季最初の四大大会をいい形でスタートさせた。

勝利した、穂積/ 二宮ペアは2回戦でB・スクーフス(オランダ)/ K・ジマーマン(ベルギー)ペアとグオ・ハンユ(中国)/ ジアン・シンユ―(中国)ペアのどちらかと対戦する。

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